相模台地区の今の魅力と歴史を集約した「まち歩きマップ」がこのほど完成した=左。同地区の自治会加入世帯へ全戸配布されるほか、相模台公民館や相模台まちづくりセンター、南区役所で1月15日から無料配布されている。
マップの制作は、相模台まちづくりセンターがおよそ1年半前、相模台公民館の文化部メンバーに依頼。同メンバーが中心となり「相模台地区まち歩きマップ制作委員会」を立ち上げ、内容や方向性について協議を進めた。その中で、『子どもから大人まで親しめるように』と絵地図案が浮上。イラストを、相模台在住で文化部にも籍を置く、漫画家・市村章(あきら)さん(80)に依頼した。
29カ所を厳選
相模台地区は、相模台・南台・相模台団地・御園・双葉・桜台・麻溝台・北里・新磯野を含む南区内でも広範囲なエリア。制作委員会は、絵地図にする際、限られたスペースで、見どころや歴史、建造物を絞る作業に苦心したという。同委員会の猪俣達夫さん(相模台)は、「住んでいる方には再発見できるように。また新しくお住まいになる方には街に愛着を持って頂けるようにとの思いで制作しました。ぜひこれを活用して、現場に足を運んで頂きたい」と思いを語った。
マップは計1万6千部を発行。市地域活性化事業交付金で制作された。観音開きの形で、市村さんによる絵地図のほか、裏面には相模原に伝わるむかし話も掲載されている。イラストを担当した市村さんは「昔の様子を想像しながら地元を散歩してもらえれば」と話している。
2月11日活用講座
相模台公民館では、マップの発行を記念して2月11日(水・祝)、まち歩きマップ活用術講座を開催する。作成の裏話や地図の見どころなどを解説付きで紹介。市村氏も登場する。午後1時30分から午後3時まで、会場は同公民館2階大会議室。予約不要、直接会場へ。
問合せは【電話】042・743・7871同公民館へ。
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