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障がい児チアチーム 全国で成長した雄姿 昨年市内で発足

教育

公開:2017年3月30日

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全国大会の舞台に立った、Rainbowsのメンバー7人。本番用のチアの衣装で整列(市民健康文化センター)
全国大会の舞台に立った、Rainbowsのメンバー7人。本番用のチアの衣装で整列(市民健康文化センター)

 昨年4月に相模原市で結成した、日本初の障がいのある子どもたちのチアリーディングチーム「チャレンジドチア Rainbows」が今月25日、全国の舞台に立った。1年間、市内で毎週練習を重ねたメンバー7人の集大成に、観客からは大きな拍手が送られた。

 「すべてが激変です。子どもたちの成長は驚きの連続でした」とこの1年を振り返るのは、同チームを運営するNPO法人スピッツェンパフォーマンスの多田久剛代表理事(相模大野)。アメリカで障害を持つ子どもたちのチア演技に感動し、「日本でも同様のチームを作りたい」と昨年4月に市内で立ち上げた。結成から週に1度、麻溝台の市民健康文化センターで練習を重ねていった。

日々成長を実感

 現在メンバーは、年長生から中学2年生まで、相模原市近郊在住の7人。「脱走したり、壁に向って何かを唱えていたり、床に寝っころがったりでしたね」と多田代表は当初の様子を振り返る。やがて、市内の医師や理学療法士のサポートの元、インストラクターを中心に練習を重ねるうちに、子どもたちは指導者のことを見るようになり、列に並べるようになっていくなど、成長を日々感じられたという。

 チーム結成時から大きな目標に掲げていた全国大会の舞台。25日に幕張メッセで行われた「USA Nationals 2017」において、ゲストパフォーマンスとして登場した。「私たちはチャレンジドチア。どんな演技でも受け入れるつもりで見守ります」と、期待と緊張でいっぱいの多田さんら関係者の目の前でメンバーは2分間、音楽に合わせて精一杯演技した。「初めての場に得意な子たちではないのですが、本当にいつも通り、それ以上の演技ができました」と多田代表は喜びを噛み締めた。

第2期生を募集

 同法人では現在、第2期生を募集している。練習開始は4月4日(火)で、午後6時30分から7時30分、市民健康文化センター。対象は、身体障害者手帳、療育手帳を持っている人、診断がついている小中学生。「来年も全国大会出場を目指します。市内でも演技を披露する機会がもてれば」と多田代表は話している。

 体験申込みの問合せは【電話】042・702・9439/【メール】info@spitzen-performance.jp多田さんへ。

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