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寒川版 公開:2015年5月1日 エリアトップへ

おもちゃ病院、毎月開院 地元の夫婦3組が活躍中

文化

公開:2015年5月1日

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「診療中」の様子(上)/病院メンバー(下)
「診療中」の様子(上)/病院メンバー(下)

 「まずは問診票をご記入ください」―。壊れたおもちゃを無料で修理する「おもちゃ病院・にこにこ」は、毎月第4日曜日に定期開院する。場所は神奈川県立茅ケ崎里山公園パークセンターの会議室で、「診療時間」は午後0時30分から2時。

 同院は「院長先生」こと、茅ヶ崎市円蔵在住の瀬川貢さん(71)=人物風土記で紹介=をはじめ、「診療医」の同市室田在住の金井憲一さん(68)と同市堤在住の三浦松夫さん(65)、「ナース」を務めるそれぞれの妻で構成されたおもちゃの「総合病院」だ。

 同院は2013年4月、同園で瀬川さんと金井さん夫婦の4人でスタートし、約半年後に三浦さん夫婦が加入して現在の6人体制になった。「医者」全員が日本おもちゃ病院協会認定の「おもちゃドクター」で、「医師免許」を所有。同協会の基本精神である「ボランティアの心構え」のもと、修理に交換などの部品代がかかったとしても原則無料で行っている。「『どうしても』と懇願されて、百円程度を受け取ることもありますが、修理は私たちが楽しんでしていること。させてもらって逆にありがたい」と瀬川代表は話す。

「問診票」や「処方箋」も

 開院から2年間の「患者数」はおよそ260件。診察の流れは来院時に「問診票」へ記入してもらい、「担当医」と「ナース」が「触診」後、カルテを作成する。最大1時間程度の修理で済むと判断したら「即日退院」にレ点を入れ、その場で「治療」。重症の場合は「入院」で、一時預かりとなる。さらにバッテリー不足など故障の原因が判明した場合は、電池の説明書などを「処方箋」として渡しているという。「おもちゃが退院し、子どもや親の笑顔に出会える瞬間こそが、おもちゃドクターの醍醐味。地域のコミュニケーションも促進できれば」と瀬川代表は話している。5月10日(日)の「里山公園まつり」で臨時開院。詳細は同園【電話】0467・50・6058へ。

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