大野もロケ地に 銀座で撮影 柴咲コウさんら主演
大野銀座商店街が、2013年公開予定の映画「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」(御法川修監督)のロケ地に選ばれ、1日、撮影が行われた。
この映画は、累計売り上げ27万部の人気コミック「すーちゃん」シリーズ(益田ミリ著/幻冬舎文庫)を実写化したもの。今回、主人公「すーちゃん」役の柴咲コウさんをはじめ、真木よう子さん、寺島しのぶさんの3人が主演を務める豪華キャストとなっている。
ロケは都内近郊数カ所で行われ、大野銀座通りは、主人公が駅からの家路につくシーンに登場する。この場面は、主人公の悩みや喜怒哀楽が最も表現される重要な箇所でもあるため、本編では何度も登場する予定という。20箇所に上る候補地から大野銀座が選ばれた決め手は「人の温かみや生活が感じられ、地元ならではのお店も点在するなど、ほどよく活気があったことや、絵になる道幅です」と、製作にあたる(株)WOWOWの武田吉孝さんは説明する。当日は、”1日勝負”で1年間を通じてのシーンを撮り溜めるハードスケジュール。午後1時過ぎからの撮影は深夜に及び、暗くなっても各店舗はシャッターを下ろさず、街灯は翌2時まで灯された。
飲食店も一致団結し40食もの出演者の夕・夜食を用意。商店街を挙げての協力に、撮影陣も「ここまでご協力いただけることは滅多にない。本当に有難いです」と声を弾ませた。
市内からは総勢30人が経験の有無を問わずエキストラとして集められ、商店街からも数名が”映画デビュー”を果たした。撮影では「ただ歩いているだけではNGです」などと声が飛ぶ場面も。「演技は初体験」という参加者は「カメラが回るとサッと空気が引き締まるのが分かりました」と緊張感を楽しんでいた。
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