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"劇場落語"ついに100回 八起寄席 15日記念公演

公開:2013年7月11日

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100回公演に出演する瀧川鯉昇(左上)、立川談之助(右上)、三遊亭喜八楽(左下)、柳家喜多八(右下)
100回公演に出演する瀧川鯉昇(左上)、立川談之助(右上)、三遊亭喜八楽(左下)、柳家喜多八(右下)

 相模女子大学グリーンホール(南区相模大野)で1997年3月から定期的に開催されている「八起寄席(やおきよせ)」が7月15日(祝)の公演をもって、100回を迎える(通算559回)。共催の公益財団法人相模原市民文化財団によると、1990年のホール開館以来、最も続いている(16年間)企画だという。

 相模大野銀座通りの焼肉店『八起』で1986年にスタートした「八起寄席」。店主の唐澤章さん・時子さん夫婦が「若手噺家(はなしか)に発表の場を」と、定休日(月曜日)に店舗を会場として提供したのがきっかけだ。「東京落語4派が境界を越えて出演していること」も特徴のひとつ。これまで27年間、大野における落語文化の発展に大きく寄与してきた。

 グリーンホールでの寄席は、お店側の「もう少し大きな場所でやりたい」という希望と、「安くて楽しい落語会をやってほしい」というホール利用者からのリクエストがうまくかみ合って実現した。お店の寄席は「アットホームな落語会」(偶数月第3月曜日)、ホールは「近代的な劇場落語会」(奇数月第3月曜日)と住み分けがなされている。

 「お客様が飽きずに通ってくださること。安い出演料でも噺家さんが一生懸命やってくれること。そして手伝ってくれる人がとても落語好きなこと」(ホールスタッフ)。10人程度の熱心なボランティアによるサポートもこれほど長く続く理由のひとつだ。近隣では座間市、町田市などで定例の落語会はあるが、企画・運営に市民が参画している形態は「他に聞いたことがない」という。

 過去にはホール寄席で、今は亡き立川談志家元と桂三枝師匠(現・文枝)を招いたことも(2004年8月)。この46回目のホール寄席は、八起寄席通算400回の記念公演。「発売直後にチケットが売り切れとなり、常連さんから怒られたのが一番の思い出かもしれません」

 なお、15日の公演は記念に特製竹うちわのプレゼントがあり。「これからも若い落語家さんに楽しい噺をしてもらい、お客様にはもっともっと喜んでいただきたいと思います」。チケットなどの問い合わせはチケットムーブ【電話】042・742・9999へ。■第100回記念グリーンホール八起寄席/昼席(午後2時)、夜席(午後6時半)の2部制(入れ替え制)/昼席=瀧川鯉橋、立川談修、瀧川鯉昇、めおと楽団ジキジキ、立川談之助、夜席=三遊亭兼好、三遊亭喜八楽、柳家喜多八、マグナム小林、桂南喬/相模女子大学グリーンホール・多目的ホール/全席自由1500円(当日1800円)シルバー千円
 

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