一般社団法人「大船渡津波伝承館」(岩手県大船渡市)が、被災地・大船渡のことを知ってもらおうと11月10日(日)、イベント「三陸伝承市場」を南区相模大野で開催する。今回は「大船渡のボーノ(イタリア語で”美味しい”の意味)」と題し、相模大野駅北口の商業施設ボーノ相模大野を会場に。企画・運営は、相模女子大学復興支援ボランティア委員会の学生らが担当し、三陸の名産品を販売するほか、展示パネル等で現地の様子を発信する。
同委員会は東日本大震災後、学生主体のボランティア団体として有志で結成された。これまでに、被災地に出向いての支援活動のほか、現地の取材を続けるジャーナリスト・森健氏を招いての講演会や、大船渡の今を伝える同様の展示会などを開催してきた。
今回は”東日本大震災の学びを5千年先まで伝えよう”と全国で活動している伝承館とのコラボレーション(共同事業)。委員会による前回の展示会をきっかけに、相模女子大学(文京)のある相模大野で、大船渡の魅力を伝えようと企画された。
”ボーノ”な三陸
当日は、午前10時から午後4時まで、ボーノ相模大野ショッピングセンター正面広場(2階)と施設内にあるJ:COMショップでイベントを開催。広場スペースを「三陸伝承市場」と称し、大船渡に拠点を構える10事業所の特産品を販売。魚の缶詰、わかめ、蒲焼さんまなど三陸名産品のほか、蔵出し気仙味噌、玉子、トマトジャムなど”ボーノ”な商品が並ぶ。
また、J:COM内は、「伝承スペース」とし、大船渡の被災した様子や今の映像・パネルを展示。同館と三陸鉄道(岩手県の三陸海岸沿いを走る)が共催した、被災地の子どもたちによる絵画「わたしの夢、ぼくの夢」の作品なども展示する。
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