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「9条」再びノーベル賞候補 「受賞で光当たれば」

社会

公開:2015年6月18日

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推薦受理の通知を持つ同実行委メンバー。左は星野恒雄共同代表、右は事務局の福島一雄さん=12日
推薦受理の通知を持つ同実行委メンバー。左は星野恒雄共同代表、右は事務局の福島一雄さん=12日

 「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会(相模原市南区)は6月10日に相模原市役所で記者会見を行い、2015年度のノーベル平和賞候補として、「憲法9条を保持している日本国民」が正式に登録されたことを発表した。受賞候補となるのは今回で2回目。昨年度、同賞の候補となったが受賞を逃していた。

 同賞の候補となるには、毎年2月1日までに、特定分野の大学教授・国会議員・閣僚・国際裁判所の裁判官・ノーベル平和賞の受賞者などの有資格者から、選考機関であるノルウェー・ノーベル委員会への推薦が必要となる。

 同実行委によると、今年度は大学教授23人と、今回新たに名を連ねた衆参国会議員61人の計84人が2月までに推薦状を送った。6月9日の夜に、複数の推薦人のもとへ、ノーベル委員会から「推薦受理」を知らせる通知がメールで届いたという。また、その通知によれば今年度の候補は270の個人・団体で、受賞者の発表は10月9日。

 同実行委事務局は取材に対し、「(集団的自衛権行使を可能にする)安全保障関連法案が国会で審議される中、憲法9条がますます重要な意味を持ってきている」と述べた。また、共同代表の星野恒雄さん(81)は、「憲法を守るのはノーベル賞ではなく日本国民。だが、日本人でも9条に何が書いてあるのかわかっていない人がいる。こうして光が当たることで、皆に知ってもらえれば」と話した。

主婦の呼びかけから

 同実行委は13年8月に、「憲法9条にノーベル平和賞の授与を」という座間市在住の主婦、鷹巣直美さん(38)の呼びかけに賛同した「相模台・南台9条の会」「東林九条の会」「相模が丘九条の会」のメンバーら9人で発足。以来、インターネットや用紙での受賞を後押しするための署名活動や、推薦人の確保などに努め、ノーベル委員会へ働きかけてきた。現在は、14人で活動。「ノーベル賞を受賞するまで続ける」としている署名はこれまでにのべ51万7000筆にのぼる。

 事務局によると今後は、講演や署名などを通して運動を広めていくという。

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