北里大学の理学部と海洋生命科学部の教員を目指す学生が企画・運営して8月24日(月)からの5日間、「夏休みこども実験教室」を相模原キャンパス(南区北里)で開催する。学生が主体となって地域の子どもたちに理科の面白さを伝えようと企画された、初の試みだ。
「実際に教えることをやってみたら?」。今年4月、同大教職課程センターの渡辺克己教授=写真中央=が講義の中で学生に投げかけた言葉がきっかけとなった。すぐに反応した同大理学部3年の黒木宗太さん=写真左=が中心となり学生を集めて企画を進めていった。
「小学校の先生はとにかく忙しく、理科の授業でも実験をするのがとても大変。何かできることがあれば」と渡辺教授。俗に言う”理科離れ”をくい止め、小学生に実験の面白さを身近に感じてもらいたいという思いがあった。学生と準備を進める中で予想外に見えたものもあるという。「どうやったら楽しい実験になるかと創意工夫し学生が本気で楽しんでいる。教える立場の学生らにとっても、大事な学びになっています」。学部を越えた有志の学生は約50人。同学年だけでなく1年生からの賛同も多かった。黒木さんは「みんなにもともとそういう(教えたい)という思いがあったのでは。これをきっかけに夏休みの実験教室が恒例になっていけば嬉しい」と意気込んでいる。
申込みは明日まで
イベントは8月24日から28日までで午前/午後の2部制。「メダカの産卵や微生物の観察」「ドライアイスで遊ぼう!」「世界一飛ぶ紙飛行機体験」「DNAを取り出して観察」など5つの項目から選べるようになっている(応募多数で抽選)。小学5・6年対象、参加費100円。申込みは明日31日(金)まで。必要事項を明記の上【メール】kodomoex@kitasato-u.ac.jpへメールを。詳細は北里大学のHPから。
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