さがみはら南区版 掲載号:2015年8月20日号 エリアトップへ

北里大学病院 がん患者の就労サポート 専門職と連携し窓口開設

社会

掲載号:2015年8月20日号

  • LINE
  • hatena
北里大学病院でがん相談などを担当する前田景子さん(左)と近藤まゆみさん
北里大学病院でがん相談などを担当する前田景子さん(左)と近藤まゆみさん

 北里大学病院(南区北里)では8月から、がん患者とその家族を対象にした仕事に関する相談窓口をトータルサポートセンター内に設置している。同院のソーシャルワーカーや看護師に加え、社会保険労務士、ハローワークと連携して患者の相談により専門的に応じることで、仕事と治療の両立をサポートする体制を強化していく。

 生涯のうち2人に1人が罹患するという「がん」。県内でも年間4万2千人が新たに診断され、その約3割が働く世代とされている。このうち、勤務者の34%が依頼退職・解雇、自営業者では13%が廃業に追い込まれている実情があるという。「体力的にも、経済的にも治療をしながら働き続けるのは容易ではありません。働くことが可能でかつ意欲のあるがん患者さんが働き続けられるよう、サポートすることが求められています」と同院ソーシャルワーカーの前田景子さんは話す。厚生労働省の「がん対策推進基本計画」に、平成24年度から「働く世代へのがん対策の充実」が重点課題として新たに盛り込まれたことも、今回の相談窓口設置を後押しした。

ハローワーク職員や社労士が月1で来院

 今回設置された相談窓口でポイントとなるのが「各専門職との連携」だ。

 まず相談には同院のがん看護専門の看護師らが対応する。そこから必要に応じて、仕事に関する専門家へつなぐ仕組みとなっている。

 毎月第2金曜日(午後1時〜5時/随時派遣有り)は、社会保険労務士が対応。これは県が実施する「社会保険労務士派遣モデル事業」の一環で、県内では、県立がんセンター(2014年10月)、横浜市立市民病院(15年7月)に次いで3例目。具体的な相談事例としては、「治療のための休職にあたり利用できる保険・手当て等を知りたい」「人事・労務担当者に相談・交渉したいがどのように話したらいいか」などがあげられる。

 また毎月第4火曜日(午後1時〜4時30分)は、ハローワーク相模原から就職支援ナビゲーターが来院(8月25日開始)。「仕事復帰に際しどんなスキルが必要か知りたい」「就職活動で企業に病気のことを伝えるべきか迷っている」などの相談に対応する。

治療と仕事の両立へ

 同院のがん看護専門看護師の近藤まゆみさんは、「これまで病院はあくまで”治療に関する相談”をする場という認識が多かった。しかし治療と共に必ずついてくるのが経済面の問題。医療者側も”まず治療ありき”から少し意識を広げ、仕事との両立をサポートしていく体制がより重要になってくる」と話している。

 相談は、原則予約制の面接となる。問合せは【電話】042・778・8438同院がん相談支援センターへ(平日午前8時30分〜午後5時、第1・3・5土曜の午前8時30分〜午後2時)

住まいの大相談会

5/18・19 相模大野ステーションスクエア3Fアトリウム広場

https://www.odakyu-chukai.com/branch/sagamiono/

<PR>

さがみはら南区版のトップニュース最新6

高齢者施設へ接種開始

コロナワクチン市内状況

高齢者施設へ接種開始 社会

集団・個別は5月以降に

4月15日号

芝ざくら 今年で見納め?

芝ざくら 今年で見納め? 社会

管理団体が解散

4月15日号

東海大相模が10年ぶりV

東海大相模が10年ぶりV スポーツ

春の選抜大会制す

4月8日号

ピアノ連弾、高齢者に届け

ピアノ連弾、高齢者に届け 教育

E-girlsがリモート演奏会

4月8日号

認知症の人が輝く場所に

認知症の人が輝く場所に 社会

相武台団地に対応型デイ

4月1日号

「がん患者の声、聞いて」

「がん患者の声、聞いて」 社会

ふくろうの会が体験文集

4月1日号

あっとほーむデスク

  • 4月15日0:00更新

  • 3月11日0:00更新

  • 3月4日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年4月15日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter