市によると、今年の夏に市内で熱中症を起因として救急搬送された数が275人(7月1日〜8月23日時点)となり、昨年同時期の1・5倍増であったことが分かった。暑さの峠を越えた9月でも残暑が続くことが予想され、市では引き続き警戒するよう呼びかけている。
今年市内で搬送された275人中、各区の内訳は緑区94人、中央区96人、南区85人。昨年同時期では186人(49人、80人、57人)であったことから、前年比で約1・5倍の搬送者数に及んだ。
市の調べでは、気温が上昇し始めた7月20日頃から搬送者数が一気に増え、7月末の段階では昨年比2・1倍だった。そのうち半数が65歳以上の高齢者だったという。
8月23日までの搬送者275人中、65歳以上の高齢者は123人で全体の約4割。なお症状別では、軽症が179人、中等症が93人、重症が3人だった。
「屋内も注意を」
また、昨年9月中に市内で熱中症によって救急搬送されたのは7人。うち、5人が屋内にいたことが分かった。市消防局救急課では、「熱中症は、炎天下の中で起きるとは限りません。屋内だと侮らずに、引き続き十分に気を付けて過ごして頂きたい」と注意を呼びかけている。
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