地域の鎮守様として昔から親しまれてきた古淵鹿嶋神社で、本殿の再建に伴いご神体を仮殿に移動させる「仮殿遷座祭」が、3日夕刻に行われた。たいまつが灯る厳かな雰囲気の中、500人が儀式を見守った。
古淵鹿嶋神社は創建こそ定かではないが、鎌倉時代には現在の地に鎮座していたとされる。その後、文禄二年(1593年)、慶安三年(1650年)、寛永二年(1749年)に、再建修理や修復を重ねてきた記録が残っている。現在の本殿も1901年の火災により建て替えられたもので、115年が経過。老朽化が進んだため、このほど修理再建を余儀なくされた。
仮殿遷座祭は、本殿に祭られているご神体を境内に建てられた仮殿に移動する儀式。当日は本殿内で修祓などを行った後、奉戴したご神体を布垣で守り仮殿に移動する遷御を行った。その後は仮殿に安置し、式典を執り行い終了した。
現在の本殿は来年1月19日に解体清祓いが行われ、2月いっぱいをかけて解体される予定。3月に地鎮祭を行い、新たな社殿の完成は来年7月末を見込んでいるという。
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