市内を拠点に活動するホームタウンチームのSC相模原(男子サッカー)とノジマステラ神奈川相模原(女子サッカー)の両クラブはこのほど、今季の新体制発表会を行い飛躍への誓いを新たにした。
SCは6日、昨年に引き続きあじさい会館(中央区)を会場に新体制発表会を行った。
今季からチームを率いる西ヶ谷隆之監督は冒頭でのあいさつ後、今季のチームスローガン「Grow up! -to the next 10years-」を発表。西ヶ谷監督は「言葉のとおり、選手、スタッフ一人ひとりが成長をしていく姿をサポーターの皆様に観てほしい」と説明した。
SCは昨季、過去最低の12位に低迷。西ヶ谷監督が掲げる「好守において自らアクションするサッカー」がチームに浸透し、新加入選手との連携をどこまで深められるかがチーム浮上の鍵を握る。
上位狙う変革の年に
ノジマは昨年までクラブ事務所で行っていた新体制発表記者会見の会場をアリオ橋本(緑区)に移し、10日に開催した。開場後間もなく一般観覧の60席が埋まり、買い物客も多く足を止めるなど注目を集めていた。
会見には山内渉(わたる)代表、菅野将晃ゼネラルマネージャー兼監督に加え、今季から新たに加入した選手、スタッフが登場。大卒新人の田中萌(めばえ)、松原有沙(当日は欠席)、経験も実績もある大野忍、久野吹雪の各選手が紹介された。
また、スタッフで注目を集めたのが、元日本代表でなでしこリーグの監督経験もある野田朱美氏のアカデミー総監督就任。その理由として山内代表は「地域での女子サッカー普及と、トップチームへのさらなる人材供給のため、下部組織のスタッフを増員した」と説明し、「新たな選手、スタッフと共に5位以内を目標に戦っていく」と話した。
昨季は1部リーグ初挑戦で10チーム中8位と苦戦したが、皇后杯ではクラブ史上初の決勝進出を果たした。菅野監督は「今季のスローガンは『変革』とし、新人選手と共に経験豊かなベテランを補強した。チームの新たな歴史を築いていきたい」と意気込んだ。
新加入選手も自己紹介し、座間市出身でリーグの歴代最多得点記録保持者でもある大野選手は「ノジマは技術の高い選手が多いので、あと必要なのは経験と自信。自分が伝えられるものは伝えて、若い選手からも学んで一緒に成長していきたい」と話した。
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