光明学園相模原高等学校(清水尚人校長)の坂本美彩(みあ)さん(2年)と山田朱音さん(2年)が、5月に行われた「全日本新体操ユースチャンピオンシップ」女子個人の部において2位と10位に入り、10月に開かれる「全日本新体操選手権大会」への出場権を勝ち取った。
「ユースチャンピオンシップ」は、その名の通りユース世代のチャンピオンを決める大会。今年は群馬県の高崎アリーナで3日間に渡り行われた。女子個人の部は高校1年生〜3年生が出場でき、今年は全国から257人の選手が集った。
全4種目で競われる同大会。前半のクラブ(棍棒)とリボンで坂本さんが5位と7位、山田さんが16位と9位になり、その時点の上位40人による決勝へ2人とも駒を進めた。その後の2種目は坂本さんがボール2位、フープ4位と好成績をおさめ、総合で2位に入賞。山田さんもボールは17位と出遅れたものの、フープで5位と巻き返し、総合10位に入った。
同大会は上位20人に「全日本新体操選手権大会」の出場権が与えられるため、同学年の2人が日本一を決める大舞台に揃って臨むことになった。
大会を振り返って坂本さんは「昨年は8位だったので、今年はいい成績があげられて嬉しかった」と話し、山田さんも「全日本出場が目標だったので、その権利が取れて良かった」と笑顔を見せた。
お互いが刺激に
坂本さんは世田谷RGという新体操のクラブチーム、山田さんは町田RGと学校の部活動に所属。そのため一緒に練習することはほとんどないが、「同じ学校の生徒同士で、磨き合っていける感じがいいなと思う」と坂本さんは話す。6月8日に千葉県で行われた関東大会でも個人総合で坂本さんが2位、山田さんが3位。22日に川崎市で行われた全国高校総体県最終予選会は坂本さんが1位、山田さんが2位と、良きライバルとして刺激を与え合っている。「昨年は遠い存在だったけど、今は勝ちたい気持ち、追いつきたい気持ちが生まれてきた」と話す山田さん。切磋琢磨(せっさたくま)の日々はまだまだ続く。
全日本選手権大会は10月18日(金)から20日(日)まで、千葉ポートアリーナで開催される。
空手部らも全国へ
光明学園相模原高等学校では、ほかにも男子ソフトボール部が神奈川県予選会で優勝。2年連続16回目となる全国高等学校総合体育大会(インターハイ)出場を決めた。
空手道部も、女子個人組手で古怒田桜子さん(3年)が優勝、板山あいすさん(3年)が準優勝。男子個人形で江口尚吾さん(2年)が準優勝し、全国切符を手にした。
新体操部は男子団体(栗山隼輔・貝瀬匠・山本耕平・富澤翔太・松倉伊吹・星野一吹)が優勝、個人総合でも栗山隼輔さん(3年)が優勝した。女子個人総合は坂本美彩さんが優勝し、インターハイ出場が決定した。
令和元年のインターハイ・南部九州総体は7月24日(水)から8月20日(火)まで鹿児島、熊本、宮崎、沖縄、和歌山の各県で開催される。
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