新型コロナウイルス感染症対策として、区内相模大野にある学校法人相模女子大学(佐々木勝洋理事長)が防災用備蓄マスク2000枚を相模原市に寄贈した。11日に行われた寄贈式には、同学園の速水俊裕事務局長らが出席。長谷川伸南区長と相模原市こども・若者未来局の若林和彦参事に目録とマスクを手渡した。
今回の寄贈は、「市内の保育現場でマスクが不足している」と訴える本村賢太郎市長の会見を、佐々木理事長が見たことがきっかけだった。子ども教育学科を持ち、卒業生の多くが市内の保育施設で働いている同大学。災害に備えて学園内に備蓄してあったマスクを市に寄贈し、保育現場で活用してもらうことを思いついた。
用意されたマスクは50枚入り40箱、計2000枚。寄贈式に出席した速水事務局長は「少ない枚数ではあるが、市のために有効活用いただきたい。市内で働いている保育者の皆さんが、安心して従事できる一助になればうれしい」と話した。
目録とマスクを受け取った長谷川区長は「新型コロナウイルスの感染が拡大し、市内でも20人を超える感染が確認されている。市を挙げて全力で対策に取り組んでいる中、このような申し出は誠にありがたい」と謝辞を述べた。市では現状を把握するために保育所等に対して実施したアンケートをもとに、緊急性の高い施設への配布を検討するとしている。
また、長谷川区長は「今は全員が力を合わせて乗り越えていく時だが、将来的には、備蓄のあり方も見直していく」とし、速水事務局長も「大学でも子ども用マスクの備蓄などを検討していきたい」と話した。
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