神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

相模原市 「SDGs未来都市」に 普及促進へ新制度も検討

社会

公開:2020年7月30日

  • X
  • LINE
  • hatena
未来都市の認定書を持つ本村市長(中央)と市職員=相模原市提供
未来都市の認定書を持つ本村市長(中央)と市職員=相模原市提供

 相模原市は17日、SDGs(持続可能な開発目標)の理念に沿って取り組む都市を内閣府が評価する「SDGs未来都市」に選定された。市は今後、企業や市民がSDGsに取り組みやすい環境づくりに努め、相互に連携を深めるなど、さらなる推進を図る構えだ。

 この選定は年に1度行われているもので、SDGsの理念に沿い、経済・社会・環境の側面で持続可能な開発を実現する潜在能力が高い都市・地域を評価している。今年は全国で33都市が選定された。そのうち神奈川県内で選ばれたのは相模原市のみ。これにより市のSDGsへの取り組みが一定の基準で認められたことになる。積極的な推進の姿勢はもとより、相模原は充実した都市部と自然豊かな中山間部を有しており、持続可能な社会に向けて経済・社会・環境の面で発展するポテンシャルがあるといった点が評価された。

 市は「津久井やまゆり園」で起こった殺傷事件や、令和元年東日本台風により中山間地域で大きな被害が発生したことなどによる共生社会実現や防災面強化の必要性から、SDGsを推進。今年4月にはさらなる普及啓発を図るため「SDGs推進室」を新設し、推進企業と連携する「SDGsパートナー制度」の創設、環境に配慮した店舗や事業への支援、性的少数者のカップルを公的に認める「相模原市パートナーシップ宣誓制度」導入などの取り組みを行ってきた。

 加えて、小学校への出前授業や、専用サイト「SDGs one by one」内でオリジナルキャラクターを使い、SDGsの概念や市内の企業・団体の取り組みを紹介するなど、情報発信による啓発にも力を入れている。

 選定を受け市は今後、企業や団体などによるSDGsに関する取り組みを促進する制度の創設を視野に、より連携を深めていく方針。本村賢太郎市長は「SDGsの総合計画への反映をはじめ、取り組みが評価されたことをうれしく思う。今回の選定を新たなスタートととらえ、全市一丸となって推進に取り組む」と意気込みを語った。

さがみはら南区版のトップニュース最新6

4日、5日に大凧まつり

4日、5日に大凧まつり

本番向け、準備着々

4月25日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月25日

市内全区で上昇率拡大

地価公示

市内全区で上昇率拡大

リニアと駅近で住宅需要増

4月18日

介護者居場所に自宅開放

相模台モンステラ

介護者居場所に自宅開放

県から表彰

4月18日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

命名権の制限数を廃止

相模原市

命名権の制限数を廃止

財源確保へ1社多数も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook