県中学校総合体育大会・陸上競技大会が3日、等々力陸上競技場で行われ、相模原中等教育学校(相模大野)3年の小野竜之介選手が3000mで優勝した。今大会全種目を通じ、市内参加校で優勝は唯一。新型コロナウイルスの影響で今年度の公式大会が中止となる中、練習を重ねてきた成果が発揮された。
今年度、県内で予定されていた中学生対象の陸上競技大会は、他のスポーツ競技や文化大会などと同様、新型コロナウイルスの影響により中止が続いた。陸上では春や夏に行われる予定だった県大会がまったく開かれず、選手が目標としていた関東大会や全国大会に挑戦する機会すら失われていた。
大会が行われることを知った小野選手は「大会が無くてずっと悔しい思いをしていたけど、何としても優勝したかった」と話す。2組に分かれて競うタイムレースで、2組目のグループで走った小野選手は9分6秒57のタイムでゴールを駆け抜けた。1組目で先頭の選手とは1秒未満の差でトップに立ち、優勝を確信した小野選手はガッツポーズで喜びを表した。「優勝できて初めて達成感がわいた」と小野選手。昨年出場した同大会では9分15秒42で7位だったが、大幅にタイムも更新した。
陸上部顧問の佐良土(さろうど)雪野さんは「普段おとなしい生徒だけど、珍しくガッツポーズをしていて驚いた」と振り返る。
自粛中も練習欠かさず
登校しない時期もあった小野選手は、トレーニングや自宅近くでのランニングを続けるなど大会に備えていた。顧問の佐良土さんは「普段から自分を追い込んで、こつこつと真面目に練習に取り組んでいる。周りの選手の相談にものるなど頼りにされている」と評し、優勝した時は目に涙が浮かんだという。
現在は、6人による県駅伝大会の予選が10月17日に控えている同陸上部。予選を突破し県大会、関東大会をめざし、練習を続けている。
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