神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

全公園の「砂」入れ替え 市放射能対策 400箇所で実施

社会

公開:2012年3月22日

  • LINE
  • hatena
麻溝公園の砂場で遊ぶ子どもたち
麻溝公園の砂場で遊ぶ子どもたち

 福島第1原発の事故による放射性物質飛散の影響を受けて市では、市内の全公園と、小学校をはじめとした子ども関連施設における砂場の砂を、入れ替える考えであることがわかった。該当箇所は約400に上る。来年度の早い時期から順次、大掛かりな放射能対策が施される見込みだ(3/15取材)。

 この具体的な実施概要は、3月議会中に行われた環境経済委員会で、大田浩市議(南区相模台)の質問に、市が答弁する中で明らかになったもの。公園の全砂場およそ300箇所の他に、小学校やこどもセンター、児童館、保育所、幼稚園などの砂場に対しても着手する考えだ。方法については検討段階だが、砂場の表面部分の砂を取り除き、そこに新たな砂を20cmほど被せる方法が有力視されている。

「できるだけ早く」

 また、覆いとして使われる砂に対しては、事前に検査機関で安全性を確認。担当する市公園課では、「砂は実際に子どもが直接手に触るもの。保護者からの心配の声も多い」と、実施に踏み切った理由を述べた。昨年の12月議会では市民から、砂場の改善対策を求める陳情が提出されている。

 実際の入れ替え時期に関しては未定。「全ての砂場で放射能濃度を調べるとなると、時間もコストもかかる。市民の安全安心を考えると、出来る限り早く着手していきたい」としている。なお市では昨年9月に、サンプル調査として、相模原麻溝公園(南区麻溝台)の遊具広場にある砂場で、放射能濃度を測定。放射性セシウムに関しては、40・4ベクレル/kgの結果を得た(乾土)。
 

さがみはら南区版のトップニュース最新6

4日、5日に大凧まつり

4日、5日に大凧まつり

本番向け、準備着々

4月25日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月25日

市内全区で上昇率拡大

地価公示

市内全区で上昇率拡大

リニアと駅近で住宅需要増

4月18日

介護者居場所に自宅開放

相模台モンステラ

介護者居場所に自宅開放

県から表彰

4月18日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

命名権の制限数を廃止

相模原市

命名権の制限数を廃止

財源確保へ1社多数も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook