子連れ安心のハローワーク 相模大野に開設 「両立」を応援
プレイスペース、保育士も
神奈川労働局は5月1日、相模大野駅北口にハローワークの関連施設「マザーズハローワーク相模原」(南区相模大野)を開設した。通常のハローワークの機能に加え、授乳室、おむつ交換台、プレイスペースなどが設けられており、子ども連れでも利用しやすい環境となっている。県内では2006年に横浜市内にできた施設に次ぐ、2番目の開所となる。
マザーズハローワーク新設の目的は「仕事と子育ての両立を応援するため」。利用は基本的に「子育て中の母親」が対象だが、子どもがいない人や、父子家庭の父親も利用できる。登録されている求人情報は通常のハローワークと変わらない。
施設は明るく広々とした造りになっている。プレイスペースには保育士が常駐している。
また、この「マザーズ」の設備以外の特徴としては、サポート面の充実がある。一度仕事から離れてしまった人などに、キャリアコンサルティングの資格を持つスタッフらがフォローアップにあたる。
県央地区初
5月1日に開所し、15日までに約60人の来場があり、80件の相談があった。40枚の紹介状を作り、うち5人が就職に結びついたそう。
なお、県内にはハローワークが14カ所あり、そのうち6カ所にマザーズコーナーが設けられている。これはハローワーク施設内の子育て中の人に向けた相談コーナーで、今回開設した「マザーズハローワーク」はハローワークと異なる場所に独立して設置されている。「横浜だけでなく県央地域にも」と、今回、相模大野での新設にいたった。
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