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相武台グリーンパーク 国の防災大賞を受賞 大規模団地で避難訓練

社会

公開:2017年3月9日

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記念の楯を手にする(左から)迫田敏武管理組合理事長、瀬尾守一自治会長、竹内一三前自治会長
記念の楯を手にする(左から)迫田敏武管理組合理事長、瀬尾守一自治会長、竹内一三前自治会長

 防災に関する優れた取組を行う全国の団体・組織を賞する「第21回防災まちづくり大賞」(総務省消防庁主催)の受賞17団体がこのほど発表され、相武台グリーンパーク災害対策合同委員会の取組『大規模団地住人約4000人の震災避難訓練』が「日本防火・防災協会長賞」を受賞した。

 この賞は、阪神・淡路大震災を契機に1996年度に創設。防災・減災対策に関する活動や普及啓発、情報発信等の取組を積極的に推し進める地域の団体や組織を表彰し、全国に紹介することで、災害に強い安全なまちづくりの一層の推進を目的としている。

 相武台グリーンパークは中層集合住宅棟と店舗からなる1613世帯約4000人が住む大規模団地。中学校が避難所に指定されているが、近隣住民を含めた約5000人の対象者を収容できないことに危機感を強めた同団地の自治会と管理組合が、3年前に災害対策合同委員会を設立した。

 同委員会は、震災時の避難行動や避難所に入れない場合に対処するため、まず1年間をかけて独自の防災マニュアルを作成。団地内の公園や駐車場の7カ所に避難所を設置することなどを盛り込んだ。検証のため、2015年に1棟60世帯のみで避難訓練を実施。その結果を踏まえ「震災避難訓練要領」を作り全世帯に配布し、16年に団地全体で避難訓練を行った。同訓練には863世帯1500人以上が参加。管理センターに設置された放送設備を利用して行動を指示するなど、工夫を凝らしたという。

 「マニュアルを作っても実行しなければ意味がない。出てきた問題点をさらに改訂していきたい」と同自治会の瀬尾守一会長。今後は防災井戸の設置なども検討していくとしている。
 

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