神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

走り幅跳び藤山有希さん アジアで銅メダル 東海大相模から世界へ

スポーツ

公開:2017年6月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
メダルと賞状を手に笑顔の藤山さん=3日、東海大相模高校
メダルと賞状を手に笑顔の藤山さん=3日、東海大相模高校

 南区相南の東海大相模高校陸上部の藤山有希さん(15)が、タイ・バンコクで行われた「アジアユース陸上競技選手権大会」(5月20日〜23日)に走り幅跳びの日本代表として出場し、5メートル82の記録で銅メダルを獲得した。

 同大会には日本から、2001年生まれの16選手が出場。走り幅跳びは、アジア各国から集まった19人で争われた。藤山さんのベスト記録は、全参加選手中トップ。「その分、メダルを取らないといけない、というプレッシャーもありました」という。

 初めての海外での試合。食事も最初は口に合わず、気温36℃、湿度90%という気候にも悩まされ、目標としていた6メートル台には届かず。それでも5メートル82を跳び、銅メダルを手にした。「悔しさも残ったけど、環境への適応力など、将来に向けた経験ができました」と大会を振り返った。

中学から頭角

 藤山さんが陸上を始めたのは、南足柄市立足柄台中学に入ってから。それまでは軟式野球チームの中心選手として活躍していた。中学でも野球を続ける予定だったため、陸上は「そのための体力作り」。しかし陸上部の監督の勧めで走り幅跳びを始めると、最初の大会で優勝。そこで「気持ち良くて面白くなった」と陸上に専念し、記録を伸ばし続けてきた。昨秋の岩手国体では、神奈川県代表として「少年女子B走幅跳」に出場。中学日本記録を1センチ上回る6メートル20の記録で優勝した。

目標は高校記録更新

 高校進学に際し、多くの強豪校から誘いがあった。その中で東海大相模を選んだ理由は2つ。1つは岩手国体の陸上神奈川代表チームの監督を同高教諭が務めていたこと。「その時に的確なアドバイスをもらえたので、東海大相模で指導を受けられたら更に成長できると感じたから」。もう1つの理由が、野球部の存在。自身が野球に打ち込んでいたこともあり、県内屈指の強豪である同高野球部の「タテジマ」に強い憧れがあったという。「今でも野球をやりたい気持ちはある。応援でもいいので、甲子園に行けたら嬉しいですね」と藤山さんは笑顔を見せる。

 現在は、16日から千葉県で開催される関東高等学校陸上競技大会に向けて練習に励んでいる。「上位6人に入って、まずはインターハイの切符を手にしたい」。また、2020年の東京五輪に対しては「もちろん出場できたらとは思いますが、今は高校記録の6メートル44を塗り替えることが最大の目標。高校と大学で成績を残した結果として、日本代表に選んでもらえたら嬉しいです」と語った。

さがみはら南区版のトップニュース最新6

4日、5日に大凧まつり

4日、5日に大凧まつり

本番向け、準備着々

4月25日

20%還元 6月3日開始

相模原市

20%還元 6月3日開始

スマホ苦手派に説明会も

4月25日

市内全区で上昇率拡大

地価公示

市内全区で上昇率拡大

リニアと駅近で住宅需要増

4月18日

介護者居場所に自宅開放

相模台モンステラ

介護者居場所に自宅開放

県から表彰

4月18日

「ある」県内5自治体

災害時トイレ「独自指針」

「ある」県内5自治体

本紙が33市町村に調査相模原市は国基準で備蓄

4月11日

命名権の制限数を廃止

相模原市

命名権の制限数を廃止

財源確保へ1社多数も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook