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木もれびの森に案内板 NPOと女子美が協力

社会

公開:2019年4月18日

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緑地内16カ所に設置された看板を見学に訪れた(左から)半田さん、鴨治さん、ユンさん=6日、木もれびの森
緑地内16カ所に設置された看板を見学に訪れた(左から)半田さん、鴨治さん、ユンさん=6日、木もれびの森

 大野台、大沼、麻溝台地区にまたがる「木もれびの森」の案内看板が3月末に新設された。「特定非営利活動法人相模原こもれび」(高橋孝子理事長)が市の協働事業提案制度を活用したもので、看板のデザインは女子美術大学(麻溝台)の学生が手がけた。

 木もれびの森は市街地の中にありながら平坦で歩きやすく、多くの市民の憩いの場所となっている。しかし案内板は老朽化し、森の中で迷子になる人が多く、緑地の保全を担う相模原こもれびはわかりやすい案内板の作成を課題と考えていた。

学生との出会いで前進

 そんな折、2017年1月の「南区アイディアコンペ」に女子美術大学の1年生だった鴨治柊子さん、半田歩さん、ユン・ジウさんが参加した。木もれびの森を歩き、「案内板が読みづらい」など現地で感じた改善点をもとにプレゼン。「カラフルで楽しい看板があれば、より多くの市民が訪れてくれるのでは」とまとめ、オーディエンス賞と審査員特別賞を受賞した。

 これを知った高橋理事長は、大学に協力を依頼。快諾を得て、学生の参加を計画に入れた協働事業提案書を市に提出した。事業は無事に採択、18年度の設置が決まった。

 学生の3人は看板のデザインについて「修正作業に苦労した」と口を揃える。原本の地図の縮尺、距離を正確に反映し、四季折々の動物や昆虫も登場。完成までは半年ほどを要した。この春に4年生となった3人は「これまでの学校生活で一番頑張ったこと」と胸を張る。

 19年度の事業としては順路案内看板を20カ所新設し、新たなマップを3万部作成。利用者に配布する予定だ。

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