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収束願い、夜空に大輪 「さがみはら花火 」4会場で

社会

公開:2020年6月11日

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南区会場の花火(右)相模煙火店の出頭さん(左)
南区会場の花火(右)相模煙火店の出頭さん(左)

 新型コロナウイルス感染症の収束を願う花火が、6月1日午後8時、全国の夜空で打ち揚げられた。相模原市でも市内の有志が実行委員会を結成し、独自に4会場で開催。打ち揚げは相模煙火店(緑区大島)が担った。

 これは、悪疫退散を願い、全国の花火師有志が発案した「Cheerup!花火プロジェクト」の一環。観客の密集を避けるため、会場は非公開で実施された。

 相模原市から参加した相模煙火店の出頭(しっとう)義紀さん(64)によると、プロジェクト参加の打診があったのは5月中旬。当初は「社会が大変な時期に、花火を揚げることに抵抗があった」と話す。そんな時、同プロジェクトとは別に相模原法人会青年部会の有志から「医療従事者への感謝と、市民の努力に敬意を表すため、花火を打ち揚げたい」との打診があった。そこでプロジェクトの話をしたところ、「それなら連動して市内でも実施したい」との願い出があったという。参加を迷っていた出頭さんも熱意に背中を押され、協力を決意。「Cheerup!さがみはら花火」として、市内4カ所で打ち揚げることとなった。

雨にも負けず

 会場となったのは津久井湖ゴルフ倶楽部(緑区)、相模煙火店裏農地(同)、サーティーフォー相模原球場(中央区)、モナの丘(南区)。当日は小雨が降り続く悪条件ながら、熟練の職人の技によって、夜空に大輪の花が咲いた。出頭さんも相模原球場で打ち揚げを担当。自らの演出による花火で、約5分間、見上げる人々の目を楽しませた。

 翌日には数多くのお礼の連絡が入ったという出頭さん。人づてではあるが看護師さんから励みになったとの声も届いた。「花火は日本の伝統文化であり心でもある。喜んでもらえてよかった。今後も協力していければ」と話している。

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