停車したバスが要因となる人身事故が過去3年以内に発生しているバス停など、国土交通省がこのほどまとめた「危険なバス停」の調査結果によると、区内では20カ所が該当した。該当するバス停は、バス事業者や警察など関係機関が安全対策を講じていく。
国交省は、一昨年末から全国約40万件のバス停を調査。安全上問題のあるバス停は全体の2・5%にあたる1万195件で危険度をABCの3段階で分類している。判定の内訳は、A判定(横断歩道にバスの車体がかかるなどのバス停)、B判定(横断歩道の前後5メートルの範囲か、交差点に車体がかかる)、C判定(交差点の前後5メートルの範囲に車体がかかる)となる。
今回の発表では、区内にはBに該当するバス停が17カ所、Cに該当するバス停が3カ所あり、Aに該当するバス停は無かった。B判定に該当する「御園五丁目(北里大学方面)」は、近隣小学校の通学路にあり、バス停の先にある脇道の入口にバスの車体がさしかかる。バス停の近くにある児童館の職員は「歩道が狭く、交通量も激しいので危険に感じる。子どもたちが帰る時は自転車を押して道路に出るよう注意を促している」と話している。
神奈川県内では、A判定が27カ所、B判定が370カ所、C判定が335カ所あり、市内ではA判定が緑区内に6カ所あった。該当するバス停は、運輸支局、バス事業者、行政機関らにより安全対策が検討され、内容も公表される。
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