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相武台団地 「花」から生まれる交流 学生と住民で苗植え

社会

公開:2018年7月12日

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植え付けのようす
植え付けのようす

 住民の高齢化および過疎化が進む「相武台団地」活性化プロジェクトの一環として、大学との連携が進んでいる。7月4日には東京農業大学・土橋ゼミナールの学生と地域住民によって、団地内の商店街・郵便局前の芝生に花の苗が植えられた。

 相武台団地は1965年に開発され、2018年1月1日現在で人口4407人、その高齢化率は約47・3%となっている。開発した神奈川県住宅供給公社は団地再生に向け、商店街への店舗誘致や若年層流入を目指したリノベーション事業など、様々な手法で取り組んでいる。

 また、(公社)相模原・町田大学地域コンソーシアムとのタッグにより、市内外の大学との連携も実現。これまで東京農業大学、女子美術大学、産業能率大学、湘北短期大学がプロジェクトに参画している。

住民の交流促進に期待

 当日は農大の農学部デザイン農学科生活デザイン農学研究室の土橋豊教授とその生徒、団地の住民あわせておよそ20人が参加し、2時間かけてブルーサルビアやベゴニアなど5種類の苗を植えた。住民の目を引くよう、ハート形に見えるように配置が計算されており、6月から打ち合わせを重ねてきたという。今後の管理は基本的に住民に任せられるが、引き続き同ゼミがサポートしていく。園芸療法の視点から団地活性化を狙う土橋教授は「花壇をきっかけに、近年希薄になっている地域の交流が生まれれば」と期待を寄せた。

 この日、団地からの参加者は3人だったが、通りすがりに足を止め、作業を見守る人の姿もあり、注目を集めていた。参加した住民は「綺麗な花があることで会話が生まれ、団地や商店街が活気づけば」と話した。

 今回の活動と並行して産業能率大学が「人が集まる仕組み」を調査中で、湘北短期大学は商店街の店舗と連携して、学生のインターンシップを今年2月に行っている。女子美術大学は商店街前広場の標識のデザインで参画が予定されており、現在進行中だ。

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