寒川町 線量測定器を貸出 私有地の情報提供を呼びかけ
寒川町は1月25日から、空間放射線量測定器の無償貸出を開始した。貸出機器は『ラディPA―1000(堀場製作所製)』1台。現在は、予約を含めて7人の利用(2月7日現在)があるという。
空間放射線量の測定に関する町の方針は、通常は茅ヶ崎市にある神奈川県衛生研究所の測定値で監視。3ヵ月ごとに町内の公共施設などを定点調査し、同研究所の数値と比較することで確認を行っている。
町環境課環境保全担当によれば、町民への情報提供として、広報2月号から前月に町役場の中庭で測定した数値を記載するようにしているという。現在のところ、町が設けた放射線量の基準を超えた場所は見つかっていない。
しかし、町の調査では私有地を測定することはできないため、町民から「測定器の貸出はできないのか」という意見もあった。そこで今回、測定器を導入。貸し出される測定器は「小型で比較的精度が高く、知識がなくても使いやすい」ものが選ばれた。手のひら程の大きさで、電源を入れて一定時間をおくだけで測定出来る。
測定器は同課の窓口か電話で予約することで利用できる。貸出期間は平日の午前9時から午後1時まで、または1時から5時までの半日単位。成人している町内在住・在勤者、町内で事業活動や公益の増進に取り組んでいる法人・団体・個人であることが条件となる(申請書と本人確認書類が必要)。
公共施設で測定した場合には、その公共施設の管理者に測定結果を報告する必要がある。私有地での測定結果に関しては任意だが、同課では町内の状況を把握するため、情報提供の協力を呼びかけている。問合せ・申込みは同課【電話】0467・74・1111
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