スイートピー出荷間近 町内18農家で準備
立春とともに出荷最盛期に向け作業に追われるのが、卒業シーズンに重宝されるスイートピー。寒川町内では18軒の農家がスイートピーを栽培しており、今年の状況を美武農園(宮山)の吉田勝己さんに聞いた。
寒川町では昭和初期からスイートピーの栽培が始まり、最盛期には現在の約2倍にあたる35軒ほどの農家が携わっていた。品質が高く花持ちが良いのが特徴で、町の特産品としても認定されている。
美武農園のスイートピーは2月下旬から3月がピーク。今年は8月と秋口の高温から冬前に急に冷え込むなど、花が過酷な環境におかれ、開花が遅めの傾向が見られた。2月上旬の気候の安定で、ようやく花が増えてきたという。
吉田さんは父母と3人で農園を運営。種取り用の温室もあり、夏場にはメロンの栽培にも従事する。「秋に気温が高いと出だしがよくない」と吉田さん。人気の品種は「ダイアナ」など、スタンダードなものが好まれるという。現在は3月上旬にテラスモールで開かれる「湘南花の展覧会」への出品に向けて準備に余念がない。
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