本紙は2016年の年頭を飾る特別企画として、木村俊雄町長へのインタビューを行い、まちづくりに対する将来への展望や抱負について語ってもらった。
(聞き手/本紙・寒川編集室・岩本浩則)
――新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。まず昨年を振り返ってみていかがですか。
「年々スピードを増して1年が過ぎて去って行く気がしています。
昨年は町が町制を施行して満75年という節目の年でもありましたが、記憶に残る良い年であったと思っています。
年明け3月のさがみ縦貫道路の全線開通に始まり、8月には寒川神社のご協力をいただき、大東亜戦争終戦70年を記念した平和祈願祭が初めて寒川町仏教会と合同開催がなされました。さらに翌日には町民センターを満席にして『音魂(おとだま)コンサート』が開催されるなど、世界の恒久平和を祈る平和祈念行事が行われましたことは記憶に新しいことです。そして、私事ですが、多くの町民の皆様からご支持を賜ることが出来、9月から引き続き町政をお預かりさせて頂けるなど、慌ただしさの中にも充実した1年でありました」
――1期目を振り返ってみていかがですか。
「人々の心が通い合う『あったかい町』を町民の皆様とともに築くことを目標に、1期4年町政運営に努めてまいりました。
大きな収穫であり、嬉しく思ったことは、町を取り巻く厳しい状況の中で、地域主体・町民参画によるまちづくりを進める過程で、様々な手作りイベントが生まれたことです。『びっちょり祭り』や『神輿まつり』、『みんなの花火大会』などは具体例であり、そのほか地域人材の活用と言うべき”地域の先生”や町民の皆様との”まちづくり懇談会”による提案、提言もいただくなど施策を進める上で大変参考となりました。
ほんとに多くの町民の方に支えられました」
――2期目の展望についてはいかがですか。
「昨年から『まち・ひと・しごと創生法』に基づく、地方版総合戦略の策定に取りかかっています。潜在資源を活用し寒川町の地域特性を活かしながら少子高齢社会の中で、町民との協働、安定した雇用の確保、子育て環境の充実、自治体連携など取り組む課題も多くございます。また、公共施設の老朽化も進み、公共施設等総合管理計画の策定も急務となっております。今後は若い世代の皆さまに如何にまちづくりに参加をしていただくかが、ポイントになると思っております」
夢と可能性に満ちた町
――最後に今年の抱負をお願いします。
「町政運営の要(かなめ)は地域に足を運び、地域の実情を把握することだと思っております。さがみ縦貫道路をはじめ、広域道路網の整備促進や公共交通機関の延伸計画など町を取り巻く状況の変化をしっかりと把握し、広域交流や産業振興を図ると共に、生活の利便性の向上に努めてまいります。
寒川町は大きな夢と可能性に満ちたまちです。今年も明るく住みよい地域社会の実現のため、時代の進展に即応した魅力あふれるまちづくりに努力してまいりますので、町民の皆様の一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます」
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