全国的な広がりをみせる子ども食堂。寒川町内では昨年1月に開所した中瀬の『えんがわ』に続き、『小谷こどもカフェ』が10月13日(土)、小谷地域集会所を会場にオープンする。これで町内南北での開所が実現することになる。
寒川ロータリーが支援
町内2カ所目となる待望の同所は『小谷こどもカフェ運営委員会』が運営する。9月1日に行った設立総会ではメンバーが初めて顔を合わせた。管理栄養士、調理師、民生児童委員をはじめ、PTA会長、自治会長、看護師らで構成されている。会は代表となる三澤米子さんの司会で進められ、運営にあたっての規約などが定められた。
同所の開催日時は毎月第2・4土曜日の午前11時30分から午後1時30分まで。対象者は小谷小学校区の児童とし、参加費は一人200円。連絡や万一の備えとして保険に加入するため、参加児童は登録制に。申し込みはメールで受け付ける。開催日1週間前までに三澤代表まで申し込む。アドレスは【メール】y-1738.misa@docomo.ne.jp。問合せは【携帯電話】090・4715・1118まで。会場までの往復は保護者の責任とする、などを原則事項として確認した。
三澤代表は「みなさんに集まっていただき心強い。よいものにしていきたい」と話した。また、メンバー有志が長野県松本市の子ども食堂を視察したことを報告。衛生管理をしっかりしていくことや、スタッフの役割分担なども決めた。
子どもたちと桜植樹
この日は、立ち上げと運営の支援を行う寒川ロータリークラブの三澤京子会長も参加した。調理機器、器具、食器、食材費等の援助を行う。
同クラブは町内での高齢者や子どもたちとの触れ合いを大切にする事業を展開している。一昨年は介護ロボット『パルロ』を使って高齢者施設を慰問、昨年は学童クラブの運動会をサポートした。そして今年は子ども食堂の開設を事業計画のメインに据え、この日を迎えることに。「南部の子ども食堂は、子どもたちの心とお腹を満たす癒しの場所になり、順調に運営されています。北部地域での要望に応えることができてよかった」と話した。さらに「やるのはいいが、しっかり続けてほしい、という意見も出ている」と話し、安定した運営の必要性を説いた。
また同クラブは、地域の青年団体とともに町の緑道への桜の植樹事業も行っており、子どもカフェの子どもたちとの植樹実現の構想を描いている。「子どもたちの支援と併せて植樹を行うことで、桜の成長とともに子どもたちの成長を見守っていくロータリーのシンボルにしていきたい」と三澤会長は話している。
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