目久尻川などで環境保全活動を続ける渡辺充さん(座間市)から、特定外来生物・カミツキガメの捕獲情報が寄せられた。
カミツキガメは成長すると甲羅が40cmほどになり、その名のとおり噛む力が強い。水草や昆虫、貝や魚などを食べ、外来生物法で飼育や輸入などが規制されている。近隣では藤沢の引地川大庭遊水地で繁殖した例や、相模川や多摩川でも見つかった事例がある。
渡辺さんは寒川町に17年間暮らし、相模川や目久尻川で調査やアライグマ(外来生物)の捕獲、外来種の植物駆除を続けてきた。今回のカメは5月18日昼に目久尻川(一之宮付近)で活動していた際、水底にいたところを偶然発見した。尻尾の方から掴んで引き上げてみると、甲羅のサイズは15cmほど。激しく頭を振りパクンパクンと音を立てて口を開いていたという。捨てられたのかどうかは不明だが、カミツキガメは1回の産卵で数十個の卵を産む事もあり繁殖力は高い。渡辺さんは「早期に対策が必要」と指摘する。
カメはその後茅ケ崎署を通じて町が引き取った。町環境課は「町内でのカミツキガメの捕獲は過去に例がないのでは。情報を収集し今後の対策を検討したい」と話している。
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