戦後間もない1949年に創刊した町広報のルーツを辿る企画展が、寒川文書館で始まった。
会場の一角にはガリ版の「寒川弘報」の写真も展示。当時の町長は詩や小説も書いていた「詩人町長」真田喜一で、編集は一般町民や各種団体代表ら22人の「弘報委員」が担っていた。茶色みがかった紙面には「自分たちのものを自分たちで作るという気持ちで」など決意の記事が載っている。創刊当初の号には学童数が増えていることについてのレポートや、伝染病予防の呼びかけなど当時の世相も。丁寧に綴じられた貴重な資料は故・三枝惣治氏がまとめ、文書館に寄贈したものだ。
会場では紙面のデザイン・ロゴの移り変わりや、町民に参画してもらう工夫の数々も紹介。インターネットを駆使した最近の取り組みも紹介している。最新の7月号は、読者に親近感をもってもらおうとメインタイトルを「さむかわいい」に、デザインも大幅に刷新した。8月31日までの同期間中、茅ヶ崎市文化資料館でも市広報の歴史をたどる企画展を開いている。
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