平塚工科高校社会部が、8月2・3日に鈴鹿サーキット(三重県)で行われたソーラーカーレースのエンジョイクラスI(18歳以下)で優勝し2連覇した。寒川在住の部員2人も操作や整備で汗を流した。
レースはソーラーパネルとモーター、バッテリーを搭載した車両で5・8Kmのコースを走行する。18歳以下のクラスに10チーム、社会人や企業などのクラスは8チームが出走した。
予選は1周あたりのタイムを競い、第一ドライバーの石井凜さん(3年・寒川在住)が4位のタイムで好位置のスタートポジションを獲得。4時間の周回数で争う決勝レースでは、第1コーナーでトップに立ち独走状態に。勝つためにはバッテリーの消費を抑え、一定速度を保つドライビングが試される。平塚工科はレース終了残り4分で社会人チームに抜かれて総合2位に下がったが、18歳以下クラスでは同世代のライバルを抑え、トップでチェッカーを受けた。
同部は過去総合優勝6連覇、クラス優勝9回を数える強豪。車両は2008年に制作され、最高時速は100Kmを超える。歴代のOBらが残した膨大なデータを元に改良を重ね、ペース配分やピットインのタイミングなどの作戦を練る。レース前に夜中まで機材調整にあたった中澤一晟さん(3年・寒川在住)は「総合優勝を逃して悔しいが、チームが一丸になれたのは大きな成果」と語った。
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