寒川駅の「てんとうむしポスト」が9月26日に開けられ、有害図書8冊、DVD24作が回収された。電話帳のように厚い本もあり、ポストを巡回清掃する青少年環境浄化推進協の関係者は「こんな量は初めて」とつぶやいた。
30年以上前、町内の有害図書の自販機や捨て看板を一掃しようと始まった活動で、害虫のアブラムシを食べてしまうてんとうむしが名前の由来だ。JR相模線の各駅に置かれたせいか、今では自販機が姿を消し、コンビニの多くも有害図書の販売を縮小。スマホの普及も影響してか最近は回収も減っていた。今回は夏休み後というタイミングで増えた可能性がある。
さらに中にはスリッパや枯葉、食べ物の包装、タバコの吸殻なども詰まっていた。以前は中から生ごみや刃物が出てきた事もある。「ゴミは入れないで」と明記されているのに、嫌がらせのように詰め込まれる理由は不明だ。同会の代表・斉藤由紀夫さん(56)は「続けなければいけない活動。やめたらどうなるか」と話していた。
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