平塚市大神と寒川町倉見をつなぐ(仮称)ツインシティ橋の構想について、県が8月から再検討の姿勢を見せている。従来の構想では公共交通2車線が産業道路をこえて新幹線新駅前に、一般交通が同道路に接続する形となっていた。今後は銀河大橋のような一般4車線を検討する。
定時性目指した公共交通分離案
従来の橋構想は一般の車線からバスなど公共車線を分けて行き来させるという独特なスタイル。寒川の新駅から相模川を渡ったバスは、大神のトランジット(乗り換え)エリアに到着、乗客は各地域へのバスや車などに乗り換える仕組みだ。
一方で寒川側の着地点となるはずの新幹線新駅はいまだ誘致のめども立っていない。JR側は新駅設置については需要見込みや都市形成の状況を判断材料とし、リニア開業(2027年)後の問題としている事もあり、寒川サイドは平塚のように動けない状況にある。
仮にツイン橋の一般4車線が産業道路に接続する場合は、新駅の誘致を待たずにツイン橋で両岸がつながる可能性も出てくる。県側は今後一般4車線化のメリットやデメリットを精査する方針。イオン進出も決まり、区画整理が進む平塚市側は県の検討について「最近知ったばかりだが県とはしっかり協力する」とし、寒川町側はツインシティや重要道路の早期整備を念頭に「有益」という姿勢を見せている。
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