神川橋付近で11月初旬、台風19号を生き残った絶滅危惧種・カワラノギクが満開となった。
カワラノギクは玉石が広がる場所を好むキク科の多年草。昔に比べて河川の水量が減ったために肥沃な土の流出も少なくなった結果、外来種などに圧倒されるようになった。現在は絶滅危惧種で、相模川と多摩川、鬼怒川でしか見られない。桂川・相模川流域協議会や寒川エコネットでは2011年から圃場を作り、少しずつ規模を拡げつつ、水やりや除草などの世話を続けていた。これまでも圃場が冠水する事はあったが、台風19号の増水によって表面がえぐれるなどほぼ壊滅したという。幸い圃場入り口付近に生えていた分は花開き、今年も11月3日に恒例の「花見」開催にこぎつけた。同会では「残った株から種を採取し、河川を管理する国と相談しながら再生を図りたい」としている。
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