町が公共施設の再編計画第1案を発表した。来年から16年間を想定した町の考え方を示しており、HPで公開中。説明会などを経て今年6月に再編計画として固める方針。
2公民館は移転検討8小中学校は6校へ
寒川は茅ヶ崎との消防広域化が決まっており、消防拠点の新設(南北2カ所・約8億円)や給食センター整備(約26億円)なども控えている。一方で公共施設は老朽化し、修繕を要する建物も多い。寒川町は今後40年で人口が1万人減る見通しで、その多くが働き盛り世代にあたる。財源的にもすべての建て替えは難しく、長寿命化や複合化せざるを得ないという。今後寒川南インター周辺の開発や企業誘致が進み、新幹線新駅誘致などが実現した場合は状況が変わる可能性もある。
南北の公民館は大規模リニューアルに多額を要する見込みで、部屋によっては利用率が低い所も。再編案では2会館を2カ所の新消防拠点近くへ移転させる事も含め、機能移転を検討する。
小中学校は8校から6校への再編を打ち出した。小中学生の年齢層は今後20年で約千人が減り、31クラス分が減る見込み。一部学校は老朽化も課題となっている。今後は適正なクラス数や通学条件を検証し、2年ほどかけて検討する。
役場や町民セン当面は現状維持
町内各地の地域集会所は早急な対策が必要ないが、自治会などへの譲渡や学校への移転など方向性を10年かけて決める。
役場や町民センターは当面は現状維持。ただし将来的には役場南側の駐車場に新たな複合施設を建てて移し、健康管理センター、子育てサポートセンターも集約する構想を示している。
▼町民向け説明会…1月18日(土)午前10時〜総合体育館/19日(日)午前10時〜町民センター/21日(火)午後7時〜北部公民館/23日(木)午後7時〜南部公民館/2月1日(土)午前10時〜総合体育館
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