寒川町消防署 被災地で人命救助 緊急消防援助隊の一員として2隊が活動
東日本大震災の被災地に派遣された県緊急消防援助隊の一員として活動を行った寒川町消防署。第1次(3月11日〜15日)と第3次(17日〜20日)派遣に消防士らが各5人参加し、消火隊として仙台市若林区で人命捜索を行ったという。
ベースキャンプがある同市宮城野区での印象は「倒壊した家はほとんどない」というもの。しかし津波に遭った若林区に到着し、想像を超える光景に署員は言葉を失った。全てがなぎ倒され、更地になった中で生存者を探した。最初の探索では十数人を発見し生存者もいたそうだが、第3次派遣時には発見するも生存者なしという現実もあった。
「活動を通じて改めて感じたことは、棚を固定するなど地震後すぐ避難できる状況にしておくこと」と話す。避難の際には、火事による二次災害を防ぐことも重要となる。同署では「まだ余震も続いている。いま一度身の回りを確認してほしい」と訴えていた。
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