当初予算編成説明会 基本方針解説に終始 参加者「もっと具体的に」
会場には空席が目立った
寒川町は次年度（平成26年度）の予算編成に向け、町民説明会を７月13日に開催した。
当日は「平成26年度当初予算編成に向けた基本方針」の資料を用意し、それをもとに取り組みの概要、予算編成の基本的な考え方、収入と支出を見直すための取り組みなどを説明。町民から意見を聞くという趣旨で行われた。「まだ具体的にはなっていませんが、方針をお示ししたい。財政的に厳しい状況は変わっていません」と木村俊雄町長があいさつ。引き続き担当課から資料をもとに説明が行われた。
当日は参加者が10数人。会場には空席が目立ったが、熱心な参加者から質問が相次いだ。質問の内容は、「昨年の説明会での意見が反映されているのかされていないのか」「歳出見直しの取り組みの項目で『効果の薄い事業や目標が達成された事業を積極的にスクラップ』との記述があり、効果の薄い事業とは何だったのか」など詳しい説明を求めたが、行政側はあくまでも「基本方針のみ」との見解を崩さず、具体的な説明を避けた。他にもいくつかの質問が出されたが、全ての質疑が説明者側の意図と参加者側の要望が噛み合わない状態となった。次回は10月に予定されている。
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