寒川町と茅ヶ崎市は3月19日、木村俊雄町長と服部信明市長出席のもと、広域連携に関する新しい推進計画書を発表した。
この日発表されたのは「茅ヶ崎市・寒川町広域連携施策推進新計画書」。通勤通学や経済活動など、地域的な繫がりが強い両市町ではこれまで「住民サービスの向上」「事務の効率化」「相互の組織強化」の広域連携について検討してきた。今回はそれらについて2014年度から30年度にかけて取り組む施策をまとめたものとなっている。
計画書には具体的な事業とそのスケジュールを公表。「住民サービスの向上」では、両市町にまたがる下寺尾官衙遺跡群といった歴史文化財保護に向けた講演会の開催や、市・町民双方を対象としたスポーツ・健康イベントの開催などが挙げられている。「事務の効率化」には財政負担の軽減を目的とした消防指令業務の共同運用に向けて取り組むこと等が書かれている。「市町相互の組織強化」には職員の人事交流や教職員の合同研修等が明記された。
木村俊雄町長は「両市町の余りある資源を活用したい。寒川にとってもこの上ないメリットとなる取り組みを行っていきたい」と話し、服部茅ヶ崎市長は「地方分権が進む中で市町村を取り巻く状況は変わってきている。住民にとって良いと感じて貰える連携に向けて力を尽くしたい」と意気込みを語っていた。
発表時に今後の合併の可能性について質問が及ぶと「現時点で予定はない」と両首長はコメントしていた。
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