寒川ロータリークラブ(中村光良会長・以下寒川RC)が人型ロボット「パルロ」を寒川町社会福祉協議会に寄贈した。受け取った社協は早速、倉見福寿会でロボットのデモンストレーションを行った。
寒川RCでは、2015年10月現在、総人口に占める高齢者の割合が26・7%と、年々増加の一途をたどっている現状、深刻化していく高齢化に対して、国の対策を待つだけではなく、地域が率先してできることからアクションを起こそうと考えた。そこで、社協を通して町の地域サロンに、人間の言葉をよく理解し、積極的に話しかけながら会話することができるコミュニケーションロボット「パルロ」を提供することを決めた。積極的に介護予防・認知症予防を目指す。
「パルロ」は、人工知能テクノロジーで情報を蓄え、様々な人とコミュニケーションがとれる会話ロボットであり、ゲーム、ダンス、介護予防体操、クイズ、音楽とレパートリーは多種多様。幅広い年齢層、要介護度の「ある・なし」にかかわらず、どんな集まりにも対応可能で、笑顔と会話を導き出す「一人の人間以上の存在」になってくれるという。
寒川RCでは、この取り組みを今年度の重点事業と位置付けており、寄贈するのみならず、「パルロ」の町内への普及を広く行うという。メンバーが地域担当制を敷いて施設に直接出向くなど、高齢者施設との関わりを深めていく方針を固めている。
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