総合体育館で12月6日、湘南ドルフィンズ・マーチングバンドが全国大会(ビデオ審査)の収録を行った。寒川の小学生3人も加わって見事な隊列を織り成した。
町長に手紙も
小学生で構成されるドルフィンズは全国大会11回出場の実力派。町内在住の古谷理栞さん(寒川小5年・スネアドラム)、星川莉子さん(小谷小4年・トランペット)、城山七海さん(一之宮小5年・同)も加わっている。
今年は緊急事態宣言もあり練習場所が長期休館。音を出せる場所がなく楽譜読みや歩きの練習に徹した時期もあった。全国大会出場を決めてからも、映像の撮影場所がなかなか確保できずにいたという。OBの古谷理桜さん(寒川東中2年)は町長に手紙を出した。「修学旅行などが中止になった6年生たちのためにも、総合体育館を使わせてほしい」――機械による抽選予約制のため特例扱いは叶わなかったが、古谷さんは諦めず何度も体育館の窓口に通った。提出リミットまで1ヵ月という11月下旬、ようやく空き(6日)が見つかった。「これで6年生の思い出がひとつ増やせます」と古谷さん。限られた時間でメンバーは無事に収録を終え、最後にもう一度保護者に向けて演奏した。客席から子どもの名前を叫ぶ人や目をぬぐう姿もあった。
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