自殺者の数を食い止めようと、市内に本拠地を構える4つのスポーツ団体は市が実施する自殺対策事業への協力に賛同し7日、市役所で同事業協定への締結を行った。
今回協定を結んだのは、関東サッカーリーグ関東2部リーグ所属の「S.C.相模原」、日本社会人アメリカンフットボールXリーグ所属の「相模原ライズ」、県社会人サッカー1部リーグ所属の「ブレッサ相模原」、ジャパンラグビートップイーストリーグ1部所属の「三菱重工相模原ダイナボアーズ」。
こうしたスポーツ団体が積極的に事業に乗り出すことになったのは、昨年、市主催の自殺対策街頭キャンペーンにこの内の3団体が参加し、地元の民生・児童委員や地区社会福祉協議会とともに橋本駅や相模原駅で自殺防止を呼びかけたのがきっかけ。その後、団体が地元のチームとして知名度を上げたいという思惑に、市も事業を通してチームを支えることで一致。もう1団体の参加も明らかになったこともあり、締結の運びとなった。
今後は、街頭での呼びかけのほか、FMさがみを利用したスポット放送の出演などを通し、市民への自殺予防を普及、啓発していく。
予防月間中は公用車が巡回
市は来月、国が定める自殺予防月間に併せてキャンペーンを展開。普及・啓発を促すデザインに4団体のチームロゴやマスコット、応援メッセージ入りのマグネットを公用車に貼り、市内を巡回することになっている。
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