全国的に大流行となっている今年のインフルエンザ。先月末には市内でも警報が発令された。市保健所疾病対策課では「流行当初の勢いはなくなってきている」(2月8日時点)と話しているが、感染が拡大しないためにも引き続き予防策の徹底などを呼びかけている。
相模原市では感染症発生動向調査を実施。定められた医療機関(定点医療機関)から1週間ごとに報告されたインフルエンザの発生件数を保健所が集計し、1医療機関あたりの平均人数を算出。それを*国が定める流行レベルと照らし合わせて、流行の状況をアナウンスしている。
2週間で警報発令
その調査によると、市内での流行入りは、2・67人が報告された1月2週目。24日には17・49人となり注意報が発令され、翌週31日には一気に50・10人となり警報が発令された。同課によれば、流行入りから約2週間という短期間で警報値となったことは、「観測史上初めて」とのこと。市内の保育園、幼稚園、小中高校での学級閉鎖はすでに延べ439学級(2月8日時点)となるなど、今年は大流行の傾向だという。原因に関してはシーズンが終了してからでないと明確にはわからないものの、「乾燥も一つの要因では」と予測している。
今年の主流はA香港型。B型も約10%弱存在するそう。どちらも咳やくしゃみ、鼻水など風邪と同じ症状が見られるが、突然の高熱が出ることが特徴。幼児は熱性の幻覚が見えることや、高齢者などの身体が弱い人は肺炎も併発する可能性もあり、今後も注意が必要だ。
マスクや手洗いを
すでに流行当初と比べて学級閉鎖数などの勢いが弱まっていることから、同課では「収束傾向ではないか」と予測。しかし近隣の八王子市では定点あたりの報告数が70人を越えたことから、引き続き警戒を呼びかけている。「マスクの着用や手洗いはもちろん、しっかり休んで栄養をとるように努めること。さらに怪しいなと思ったら早めに医療機関で受診してください」と同課では話していた。
※国が定める流行レベル…流行入り=1人超、注意報=10人超、警報=30人超
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