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「BRT導入」新潟を視察 14市議 超党派で訪問

公開:2012年8月16日

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視察を行った市議
視察を行った市議

 超党派の市議会議員から成る任意の団体『新しい交通システム推進議員連盟』(折笠峰夫会長)は、2014年度中にBRT導入を予定している新潟市を行政視察で訪れた。同市は、この交通機関の運用を日本で初めて開始する政令指定都市。現地の職員の導入決定までの経緯や具体的な費用、交通基盤のあり方に関する説明に、14名の参加議員は熱心に耳を傾けた。

 BRTとは幹線快速バスシステム(Bus Rapid Transit)のこと。軌道のない専用レーンを主に走行する路面バスで、道路の混雑状況に左右されず運行できるメリットを持つ。この議員連盟は、相模大野とJR相模線原当麻駅をつなぐ交通体系を整備するために今年春に設立された。今回、市議14名が相模原市との比較研究のため、初の視察へ。所属会派の垣根を越えての実施となった。

 現在、2年後のBRT運行を目指し、準備が進められている新潟市。新潟市庁舎に足を運んだ相模原市議一行は、市の担当者にこれまでの住民理解を求める説明会の実施状況や、議会決定までの流れについて説明を受けた。

 新潟市の場合、バス専用レーンの設置は、かつて路面電車が往来していたスペースを利用するという。したがって、道路の拡幅工事などは基本的には予定されていない。一方、相模原市では、2008年度にこのBRTの導入を市民に提案。それに伴う、道路拡幅の問題で地域住民による反対を受けた経緯を持つ。

 相模原愛川インターチェンジの今年度開設により、一層の交通渋滞が懸念されている県道52号線。同連盟が新しい交通システム導入の推進を行う大きな理由のひとつには、この通りの利便性の向上がある。市では現在、国道16号線から同インターチェンジ付近までの52号線の4車線化を目指しており、拡幅のための用地をいかに確保するかが、今後の問題だ。「今回、他市の現状を詳しく知ることが出来た。BRTが相模原の街に適したものなのかどうかも含め、今後も検討をしていきたい」と、同連盟では話している。
 

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