相模原市は８月４日（月）から、市役所および周辺の公共施設の駐車場を民間業者であるタイムズ24株式会社に貸し付け、時間貸しの有料コインパーキングとしての供用を開始する。対象の駐車場は、市役所第１・第２駐車場やウェルネスさがみはら駐車場などの７カ所６８３台分。これまで市役所駐車場への入庫待ちの車で発生する交通渋滞が問題となっており、有料化によって市役所周辺の混雑を緩和するのがねらい。民間業者への貸し付け期間は５年間。有料化の導入により、市は歳入・歳出あわせて、年間およそ１２００万円程度の効果を見込んでいる。
管理・運営が民間業者に移行することで、営業時間が24時間に拡大。駐車場を２時間以上利用した場合、午前８時から午後８時までの間は１時間２００円、午後８時から午前８時までの間は１時間１００円、１日最大８００円の駐車料金が発生する。ただし、市からの依頼で市主催の会議などに出席した人、市役所窓口の混雑によって２時間を超えてしまった人、議会および市主催の審議会などを傍聴した人、中央メディカルセンターの休日・夜間診療を利用した人は、２時間を超えた場合も認証によって無料となる。認証は、市役所本館１階守衛室のほかウェルネスさがみはら１階守衛室や青少年相談センターで受けられる。
市管財課は、有料化導入に関して「駐車場への入庫待ちによる利用者の負担軽減にもつながる。渋滞や路上駐車が緩和されなければ、各機関と連携して改善したい」と話した。
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