2027年に東京―名古屋間で開通をめざす「リニア中央新幹線」の工事実施計画について、JR東海は10月17日、太田昭宏国土交通大臣から認可を受けたことを発表した。これを受けて同社は、今後、工事着手に向けて沿線各地域で住民を対象にした事業説明会などを行っていくという。
この工事実施計画は、品川-名古屋間を結ぶ線路延長285・6Kmの隧道(すいどう)や橋梁、停車場等の土木構造物を中心とした工事費4兆158億円におよぶもので、8月26日に国土交通大臣に申請されていた。
工事実施計画の認可を受けて、加山俊夫市長は「住民に対し事業説明会を通じた丁寧な説明や、建設に伴う生活環境、自然環境への影響に対して万全な対策が図られるよう、県と連携してJR東海に求めていきたい」との考えを示し「首都圏南西部の広域交流拠点としてふさわしいまちづくりを進めていく」と意欲をみせた。
橋本駅周辺の企業や団体、住民らで結成された「『リニアのまち橋本』を育てる会」の真田勉会長は「着工が正式に決まって安心した。今後、企業や商業施設等の進出によって、雇用、税収面が望めるが、品川や名古屋とは異なる”橋本らしい”まちづくりが必要。そのためにも、開通する頃に街を担う存在となる中高生を含め、幅広い世代で今後のまちづくりを考えていきたい」と話している。
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