LCA国際小学校(緑区橋本台/山口紀生校長)で10月14日、宮城県の中浜小学校元校長の井上剛氏が招かれ、震災に関する講話が行われた。
LCA小と中浜小(現在は坂元小学校に合併)の交流は2011年の東日本大震災直後から始まった。LCA小の当時2年生だった児童が、震災の被害を受けて「何かしたい」と山口校長に訴えたことがきっかけ。縁あって、児童らは宮城県の海岸沿いで被災した中浜小を1泊2日で訪問した。13年には、クラウドファンディング(インターネットで資金面等の支援を要望するシステム)を活用し、保護者も交えて両校で合同キャンプを行ったことも。その後も友達として被災者を応援し、ビデオレターなどでも定期的に交流を図ってきた。
当時の2年生は現在6年生に。今回、両校での交流のひと区切りとして井上氏を招き、全校生を対象に1時間にわたって講演。相模原市の地形を踏まえた上で、「電車の線路が川のように延びている市内では渋滞が起きやすく、車に頼らずどのように対応すればよいか」など、具体的な避難の方法などが紹介された。井上氏の話に、児童らは真剣なまなざしを向け聞き入っていた。
山口校長は、「子どもたちと井上先生は長いお付き合いになった。卒業するとひと区切りとなるが、子どもたちが大人になっても現地で集まれるのが理想。今後も長期的な交流を続けていきたい」と話した。
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