上矢部地区と淵野辺、矢部駅間を運行する「大野北地区コミュニティバス」の運行経路とダイヤが2月1日(月)から変更される。
同バスは大野北地区の生活交通確保を目的に14年2月から運行を開始した。現在は本格的な運行が可能かを見極める実証運行中で、本格運行を行うには1便あたり10人以上の利用者数と、収支比率(車両償却費などを除いた経常費用に対する運賃収入の割合)50%以上が必要となる。運行開始から15年1月までの1年間の利用実績は、1便あたりの利用者数が6・3人で、収支比率も目標値には届かなかった。
そこで、地域住民が中心となって活動する「利用促進協議会」では運行経路とダイヤの変更により運行継続をめざすことにした。見直しにより淵野辺駅を出発し、矢部駅を経て上矢部方面に向かう以前の経路は、矢部駅を出発し淵野辺駅を経て上矢部方面に向かう経路に変更。これにより、上矢部方面と淵野辺駅間の行き来が約14分短縮される。このほか利用者の需要に合わせて、朝夕の時間帯には一部で急行便を新設し、通常便も朝は駅行きを、夕方は上矢部方面行を増便。利用者数の少ない朝の上矢部方面行きなどついては減便し、収支比率の改善を図る。
今回の見直しから1年間の利用実績が本格運行に必要な条件を満たせなかった場合、同バスは廃止になる。市の担当課は、利用促進に向けてチラシの配布やイベント時の広報に取り組んで行く予定だ。
同バスに関する問合せは同協議会【電話】042・752・2023へ。
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