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上溝の台所を支えた「味噌屋」 資料が物語る歴史の一端

社会

公開:2017年7月20日

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 1870年に「上溝市場」として開かれて以来、生糸を中心に日用品や衣料品、農工具などの様々な品物や食料品、サービスを扱う商店が軒を連ね、県北の商業と物流の要の地として栄えた歴史を持つ「上溝商店街」。現在、上溝公民館が位置する場所にはかつて相模原市役所があり、上溝本町交差点付近には相模原警察署があった。相模原の中心地として上溝商店街が後の相模原の発展に寄与したと言っても過言ではなく、明治・大正に創業し、3代目、4代目が店主を務め、今なお続く商店も珍しくない。

 今回は、そんな上溝商店街でかつて味噌屋を営んでいたという家の加藤玲子さん・好彦さん夫妻に話を聞き、同家に残っている昔の上溝を物語る資料を提供いただいた。

 残っている当時の写真やはがき、封筒などによるとその味噌屋の名は、「丸佐味噌合資會社」。創業者は、玲子さんの祖父にあたる佐藤民三さんで、明治時代の後半に創業し、昭和30年代頃、2代目の毅さん(玲子さんの父)でその暖簾を下ろしたとみられる。中には、民三さん宛ての「高座郡溝村長」からの年賀状が残っており、毅さんが生前、玲子さんに「厚木まで配達に行ったことがある」と語っていたことからも、上溝だけでなくその周辺地域の台所を支える随一の味噌屋だったことが伺える。商店街の歴史の一端が垣間見えた。
 

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