学生の自動車競技の関東大会「全関東学生自動車運転競技選手権大会」がこのほど行われ、青山学院大学の体育会自動車部が男子団体の部において栄冠に輝いた。同部は区内緑が丘のグラウンドに拠点を置き、活動している。
「駅伝部だけじゃないんです」
同部主将の奥山将さん(理工4年)は「駅伝部が注目される青学ですが、意外と自動車部も好調なんです。活動を知ってもらって、新入部員がたくさん入ってくれると嬉しいですね」と笑顔を見せる。
創部は1931年。国産車が生まれる前から続く伝統ある部活だ。レースは競技場で小回りなどの操作性を競う「ジムカーナ」、砂利道を走る「ダートトライアル」、限られたスペースでトラックなどの車庫入れや方向転換を競う「フィギュア」の3つ。緑が丘グラウンドで調整を続け、もてぎや鈴鹿など全国のサーキットで年間10試合ほどを消化する。「公道ではできないスポーツ走行。車のコンディションと自分のコンディションの両方が必要。車をいじったり、貴重な経験もたくさんできるのが魅力」と部員らは話す。若者の車離れが進んでいるともいわれる昨今だが、同部の部員の多くは、大学進学時にまだ車の免許を持っていないような状態から、徐々に車の魅力に憑りつかれていく。
それぞれの種目の年間の総合得点で競う「年間総合杯」では2015年度に男子が初優勝、続いて16年度には女子が優勝した。「青学といえば駅伝部という感じですが、ガソリンスタンドでたまに市民の方に声をかけてもらえることもあります。強い自動車部として歴史が続くよう頑張りたい」。今年3冠目を狙う。
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