VOL.76 パソコンでできます!「医療費控除」
医療費控除は、自身あるいは生計が同じ親族に係る医療費を1年(1月〜12月)の間で一定額(10万円又は総所得金額の5%のいずれか少ない額)以上支払った場合に、所定の方法により計算した金額を所得金額から控除する所得税法上の一制度です。
この医療費控除は、支払った医療費を補填する性格のものではなく、各人の支払った医療費等の金額による税の負担能力への影響を考慮して税の負担額を調整するものです。
従って、支払った医療費分の額を税額から控除する仕組みではなく、所得税率(5%、10%、20%、23%、33%、40%の6段階ある)を乗じる前の所得金額から控除し、税負担額を軽減させる仕組みとなっています。
さて、この医療費の範囲ですが、主に医師による診療や治療等に必要な医薬品の購入費用などが該当となっており、健康診断、予防注射、美容整形の費用や健康増進、疾病予防のための医薬品の購入費用などは対象とはなっておりません。
医療費控除などによる所得税の還付申告は、既に受付を開始しております。
所得税の申告手続については、国税庁ホームページの「確定申告特集ページ」の中から、税務署に行かなくてもパソコンで簡単に申告書が作成できる「確定申告書等作成コーナー」が掲載されていますので、是非ご利用ください。
(藤沢税務署税務広報広聴官)
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